今は、大企業が倒産する時代、だから、若者は、中小企業への就職をためらうべきではない。そんなことを20年くらいの就職氷河期に言っていたエコノミストや経済評論家がたくさんいた。結果どうなったか。
中小企業へ就職した若者のほとんどは、賃金が上がらず、スキルも上がらず、貧困層へ落ちてしまった。全員がそうなったわけではない。例外もそれはある。しかし、大企業就職組が賃金の平均値では圧勝したと思う。
どうして、こんなことが起こったかといえば、単純だ。大企業の方が真面目で優秀な人が多いからだ。中小企業の経営者というのは、今でも、昼間から会社で麻雀を打ったり、カラオケ大会やボーリング大会をやったり、わずかなお小遣いで、いらん飲み会を開いたりして時間とお金を浪費するような会社がたくさんある。
しかも、2代目が、よく分からないアメリカの経営者やコンサルタントの本を読んでその会社の経営をメチャクチャにしたり、会社の若い女の子と不倫関係になったりと経営以外のことでも問題を起こしたりする。だから、自分がどうしてもやりたいものがあるとかそんな人以外は、大企業に就職すべきだと思う。
夢のあるベンチャー系の中小企業なんて今の時代ほとんどないのが現実だ。