某新幹線の駅の近くにある地方の中核都市の話だが、賃貸アパートに設置されている看板に大きな変化が出てきている。
インターネットケーブルシステム完備無料、光ファイバー無料だとかインターネットに関するサービスが無料ですよとアピール合戦に必死だ。
あれはたまたまそうなっているわけではない。今、地方の中核都市の賃貸アパートは、たいへんな空室率になっている。
この賃貸アパートの空室現象はこれから、ますます、ひどくなるはずだ。なぜか、それは社会構造の2極化に大きな理由がある。
つまり、今まで通り普通の日本人の生活ができている人とそうでない生活が苦しい人の2極化が激しいのだ。
これは、非正規と正規、正社員と派遣社員の違いがわかりやすい例だと思う。こういう違いがそのまま、賃金と住居に現れてくる。
だから、これまで日本で中流と考えられていた人たちが下流となり、家賃6万円レベルが払えなくなっているのだ。
これらの問題は、日本政府の再分配政策でないと解消できないと思う。早急に手を打つべきだと思うけど、政府も今はやることが多すぎて手がまわらないみたいだ。
だから、これから、5年ぐらいの間、賃貸アパートの家賃収入で暮らしてきた人たちなどは苦しい経営環境が続くはずだ。
すでにイエウールなどのインターネットの不動産情報サイトはそんな賃貸アパートの売却希望案件が殺到状態になっている。
今までは一人暮らしの女性などが、賃貸アパート業者にとって最もいいお得意様だったが、彼女たちなどは、現在の2極化現象に最も影響をうけている被害者と言える。
現在、スマホのアダルトコンテンツなどで格安で配信されている、芸能人AVなどが大人気になっている。この芸能人AVなどは、完全な貧困ビジネスの1つだ。
300円程度で楽しめる芸能人AVが人気となっている現象をみると賃貸アパートの衰退現象と非常によく似ていることがわかる。